使えない部下を育てるコツ④
今週は続きのブログシリーズ。
第4のコツ『褒めて、今後さらなる期待をする』
人は誰かに認められたい、褒められたいと思っている生き物です。使えない部下も同じで、彼らは使えないと言われてしまう存在だからこそ、余計に誰かに褒められたと思っています。しかし、現実的にはミスが多かったりして、他人の期待にうまく答えられずにいるのです。
彼らを育てていくためには部下が成し遂げた小さなことを褒めていく必要があります。それは他の人ならば出来て当たり前のことかもしれません。けれど、彼らにとっては自分なりに頑張ってやっと成し遂げたことなのです。それを認めて、褒めてあげてください。
人は他人に期待をされるとそれに応えようとする力が働きます。あなたが彼らの事を、仕事を人並みにこなすことのできる部下だと扱うことによって、彼らはそのようになりたいと願い、そうなるための努力をします。
もし、あなたが逆の立場で、上司があなたの成長を諦めて、あなたの力はそれぐらいだから期待してもしょうがないと考えていたらどうでしょう?上司が部下のことを考えずに、自分の仕事だけを黙々とやる上司であった場合はどうでしょうか?また、部下の顔の見えない別室でひとりで仕事をするような上司はどうでしょうか?「君の成長は君自身が考えるんだよ。」と上司の役目を放棄して、突き放されてしまっている時はどうでしょうか?
あなたはその上司のもとでもっと仕事を頑張ろうと思うでしょうか?
部下がやる気を出して仕事をするように仕向けるのは、上司であるあなたの大事な仕事です。部下が上司を育てるのではなく、上司が部下を育てるのです。部下が上司を「あなたは素晴らしい上司ですね」と褒めるのではなく、上司が部下を褒めるのです。
この原理分かりますか?
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